感染症
感染症
皮膚や粘膜にヘルペスウィルスが感染すること、あるいは以前に感染したウィルスが再び活性化することで症状を引き起こします。小さな水ぶくれが特徴です。ウィルスの種類や部位、初感染あるいは再活性化か、により以下のような病気の種類があります。
単純ヘルペスウィルスによる疾患
水痘帯状疱疹ウィルスによる疾患
皮膚の症状を見て診断します。患部の皮膚を擦る検査をしてその場で結果を確認することが可能です。治療は抗ヘルペス薬の内服です。痛みに応じて痛み止めを処方する場合もあります。重症の場合には入院や点滴治療が必要な場合もあります。
また繰り返す症状の場合には事前に、あるいは予防的に内服をする方法もあります。
帯状疱疹は、水ぼうそうの原因ウイルスが体内に潜伏し、加齢やストレス、免疫力の低下をきっかけに再び活性化して発症する病気です。強い痛みや発疹が特徴で、治った後も「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼ばれる長引く痛みが残ることがあります。特に50歳以上では発症率が高く、重症化しやすい傾向があります。
シングリックス®は、帯状疱疹を予防するための不活化ワクチンです。生ワクチンと異なり、ウイルス自体を含まないため、免疫力が低下している方や基礎疾患のある方でも接種が可能です。臨床試験では、50歳以上で約97%という非常に高い予防効果が確認されており、10年程度効果が続くとされています。
接種は2回(2ヶ月間隔、最大6ヶ月以内)必要です。注射部位の痛みや発熱、倦怠感などの軽い副反応がみられることがありますが、数日以内におさまることがほとんどです。
帯状疱疹は一度発症すると、長期の痛みで日常生活に支障をきたすこともあります。50歳以上の方や免疫力が気になる方は、発症前の予防としてワクチン接種がおすすめです。
65歳以上の対象年齢の方は国の定期接種として受けることができます。また自治体によっては50歳〜64歳の方に対する助成制度がある場合もあります。
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顔や足が突然赤く腫れて痛む疾患です。皮膚の傷や足白癬、あるいは目に見えない傷などから細菌感染を起こして発症します。赤み、腫れ、熱感、痛みが症状です。主に黄色ブドウ球菌という細菌による感染症です。
炎症反応などを見るために血液検査をする場合があります。治療は抗生剤の投与と局所安静を保つことです。
白癬菌というカビの一種が原因となる疾患です。足白癬の場合は、趾間や足の裏に皮むけや小さな水ぶくれができたり厚くガサガサとした皮膚になります。バスマット等を通じてうつることがあります。爪の場合には白く濁ったりボロボロと欠けやすくなります。それ以外にも頭、顔、手、体などにもできることがあります。皮膚や爪を少しだけいただき、顕微鏡で観察しその場で診断します。治療は外用薬が主ですが、内服薬を使う場合もあります。
カンジダ属が原因となる疾患です。健常人の口腔、糞便、膣に常在していますが、症状があり、増殖して鏡検できる場合には治療をします。
尋常性疣贅はHPVというウィルスが原因となるいぼです。手のひら、足の裏、指趾によくできます。
放っておくと他の部位へ移ることがあります。治療は液体窒素による凍結療法です。効果が不十分の場合には他の塗り薬やCO2レーザー(保険外治療)を組み合わせることがあります。
同じくイボと呼ばれるものとして脂漏性角化症がありますが、これはウィルスとは関係のないもので、年齢を重ねることや紫外線の影響で生じます。見た目やダーモスコピーという皮膚観察のための虫眼鏡のような道具で診断をします。治療は液体窒素による凍結療法や、CO2レーザー(保険外治療)があります。
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