水いぼ(伝染性軟属腫)
水いぼ(伝染性軟属腫)
水いぼは、乳幼児や小学校低学年のお子さまによく見られる皮膚感染症です。見た目は小さくても、感染力があるため、放置すると体の他の部位や兄弟姉妹に広がることがあります。
水いぼの原因は、伝染性軟属腫ウイルス(Molluscum contagiosum virus:MCV)というウイルスです。このウイルスは、皮膚のごく浅い部分に感染して増殖し、皮膚の細胞を盛り上げて小さなブツブツ(丘疹)を形成します。
ウイルスは非常に感染力が強く、次のような経路で広がることがあります。
多くのお子さまは、免疫力や皮膚の状態によって発症するかどうかが決まります。同じ環境にいても、発症する子としない子がいます。
表面に光沢を有する小さな結節が多発する疾患です。数ヶ月で自然消退すると言われますが、掻くことで広げてしまうこともあります。
水いぼは、自然に治ることもありますが、放置すると感染が広がる可能性があるため治療が推奨されます。鑷子で摘んで除去する治療法が以前よりとられますが、痛みを伴います。症状や状況に応じて銀配合クリーム(保険外)を用いて治療します。治療の方法は以下の通りです。
1.物理的除去(摘除・圧出)
医師が専用の器具で水いぼをつまみ出す方法です。即効性があり、短期間で完治することが多いです。
治療時には局所麻酔や塗る麻酔を用いる場合があり、痛みを最小限に抑えられます。
2.液体窒素による凍結療法
ごく小さい水いぼや、複数個のいぼがある場合に用いられることがあります。液体窒素で水いぼを凍らせて壊す方法で、数回繰り返すことにより治療が完了します。
水いぼは感染性があるため、家庭でも注意が必要です。
水いぼは、学校や保育園に登園・登校できない病気ではありません。
患部を覆う、衣服で隠す、プールは患部を覆うか施設の方針に従う、といった配慮で、日常生活への影響は最小限に抑えられます。
ただし、水いぼは接触やプールで感染が広がることがあるため、周囲への配慮が必要です。
水いぼは再発することがあります。再発を防ぐポイントは以下の通りです。
水いぼは、見た目のトラブルだけでなく、掻き壊しによる感染拡大や周囲への感染リスクがあります。自然に治ることもありますが、早めに受診して治療することで、広がりを防ぎ、短期間で改善することが可能です。
水いぼが気になるお子さまは、どうぞお気軽にご相談ください。
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